【娘への手紙】皆既日蝕

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アメリカで99年ぶりの皆既日蝕があったそうですね。

写真をありがとう。

そういえば、日蝕を描いた絵はあったかしら。

 

太陽だけを描く絵画の構図は、日本では「旭日」と呼ばれ、現在では戦争絵画のひとつの様式として取り上げられます。

戦前は、そうではありませんでした。

あなたの曽祖母の婚礼の写真に、「旭日」の掛け軸が写っています。

旭日の、太陽の朱色に使う、旭日朱と呼ばれる絵の具もありました。

 

歴史の中で、意味合いが変わってしまった芸術作品は、まだ多くありそうですね。

それまでの文脈をいきなり切り取られてしまったものです。

日蝕というモチーフも、プロパガンダの都合によって、文脈を変えられてしまうもの性質を持っていそうですが、あなたはどう感じますか?

また調べてみますね。