【娘への手紙】物を受け継ぐ作法

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この写真は、サマースクールに行ったとき?

あなたの構図の取り方は、日本画の雰囲気がありますね。

余白がいいわ。

東山魁夷の世界のようね。

 

今日は、冬の企画を考えていました。

美術品を手にできる企画を考えていたのですが、やめました。

普段から高価なものに触れていないと、物の触り方が分からないからです。

 

画集の頁のめくり方を知らない人がいます。

指で頁を押さえつけて、めくる人。

頁を上まで持ち上げないで、真横にめくっていく人。

どちらとも、紙を傷めます。

線状の傷が、画集の真ん中あたりに付くのです。

元には戻りません。

やはり、離れて眺めるだけの、企画にしました。

 

京都では茶道や華道を嗜む人も多く、物の扱い方を知っている前提で、物事を進めることもあります。

普段の手つきを見ると、物を扱える人かどうか、なんとなく伝わるものです。

ゆっくり、物への愛情を込めて、扱える人を見ると、ホッとしますね。

手から愛が溢れて、物が長く持つのですよ。