【娘への手紙】京都・杉本家の暮らし

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杉本家の見学へ行っていました。

施設公開のご案内|公益財団法人 奈良屋記念杉本家保存会

杉本節子さんから、江戸時代からの、商家の暮らしの解説を拝聴しました。

「しまつ」(質素・倹約)という言葉そのままの暮らしをされていて、さすが商家と感嘆しました。

でも、豪華にするときは、相応に豪華にするのです。

ただの吝嗇ではないのです。

 

私とあなたの家も、古い京町家です。

西陣で働く曽祖父が、仕事用の別宅として住んでいました。

本宅は衣笠の、堂本印象邸の近くにありました。

相続のときに、手放して、今は高級マンスリーマンションになっているそうですが、母屋はまだ、そのまま残っています。

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まだ残っているなんて、すごいですね。

昔の写真と照らし合わせたら、本当にそのままでした。

一度見に行きましょうね。

 

節子さんの佇まいが素晴らしくて、本物の京美人でしたよ。

あなたを、そんな感じには育てられなかったなあと、少々反省しました。

でも無駄遣いをしない、「しまつ」の精神は、受け継いでいますね。

本当に良いものしか買わない精神は、小学校2年生の誕生日プレゼントに「部屋の絨毯が欲しい」とあなたが言ったことでも、伝わってきます。

あなたは、ペルシャ絨毯に憧れて、美しい紋様の絨毯を欲しがりました。

 

どうして、そうなったのだろうと考えていたら、京都は、いたることろに美しい織物がありましたね。

杉本家にも、良いゴブラン織りの飾り物がありました。

蛤御門の変と呼ばれる大火のときに、町衆が、自分たちの家より先に、祇園祭の山鉾を保存している蔵を守ったお話も、京都らしくて、好きです。