【娘への手紙】異質の人

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ここは図書館ですね。

本当に、大理石が光に透けていますね。

きれい。

今度遊びに行ったときに、案内してくださいね。

 

今日は、有意義な話ができましたね。

なぜ理系の人間が、アートを学ぶ必要があるのか。

これからの世界の構成を考えれば、自然と答えが出ましたね。

すでに飽和状態になっているものは、価値が下がります。

数年前に、優秀な人たちが殺到したジャンルを調べると、何が過剰になっているものが分かりますね。

 

アートも、同じです。

「アートが好きで、アートに関わりたい人」が余っています。

同じ場所にいても、埋没して終わります。

多くの人が、同じようなことを考えて、同じような行動をするのです。

人は、目の前の人の真似をすると安心します。

誰かが個展をすると、自分も個展をしようと思います。

同じような大きさの絵を描きます。

誰かが入賞すると、自分も入賞したいと願います。

先生と同じ展覧会に出品します。

そうやって、その他大勢のアーティストが同じような動きをしていたときに、ある時、異質なアーティストが出てきます。

印象派のように。

日本では、利休のように。

あるいは、草間彌生、村上隆のように。

 

また話しましょう。

日本語を忘れないために。