【娘への手紙】小さな名物裂の存在感

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これは、クラフト作品かしら。

クリスマスの用意をする季節ね。

部屋に小さなツリーを飾るの?

大きなツリーも好きだけれど、一人暮らしの部屋の、小さなツリーは、

格別にロマンチックです。

 

最近、堺の町に興味を持って、中世の堺の文化を調べています。

千利休が生まれ育った町です。

私は染織に縁のある家に育ったので、仕覆(茶入れの袋)に興味があります。

名物裂、古代裂という、海外から持ち込まれた布や、

古い布が使われた仕覆が珍重されました。

東京国立博物館での、名物裂の展示が素敵でしたよ。

使い古いした布の切れ端が、標本のように並んでいました。

ひとつ、ひとつ、見ていると、大事にされていた宝石みたいな存在感。

ほんの2センチ角ほどの小さな布から、濃厚なオリエントの香りがしました。

ほんの、小さなものなのに。

布を、銀の輪につけて、指輪にしたかったわ。