【娘への手紙】自由になるために伝統を学ぶ

周吉と嘉一郎、文治郎、米三郎兄弟

この写真は、木島周吉(父)、嘉一郎(長男)、櫻谷(次男)、桃村(三男)。

全員が、美に関わる仕事をしていたの。

すごいことだと思います。

京都の、老舗呉服店や美術協会が並ぶ、最高の芸術が生まれる環境で、最高の芸術家たちが育ちました。

 

若い頃は、人は自由に生きた方がいい、やりたいことをやるべきと思ったこともありました。

けれど、やるべきことがある生き方も、その中で、さらに大きな自由を得られるのだと知りました。

斬新な技法にチャレンジする前に、伝統的な技法を徹底して学ぶ。

画論に則って描く。

そうすることで、より自由になれます。

闇雲に描いても、絵に「画品」がないのよ。

品性は、時代を超えて残ったものに、宿っているのね。

 

歴史を学ぶことで、いまを自由に生きられるのと同じね